みなとみらい線

事業概要 ABOUT

より便利なみなとみらい線へ

みなとみらい線車両留置場整備事業は、
夜間等に電車を留め置く施設である「車両留置場」を終点駅である元町・中華街駅の先に整備する事業です。
現在、みなとみらい線内には車両留置場が存在しないため、相互直通運転先が保有する車庫の一部を借りて、車両を留め置いています。
将来的な安定輸送を確保するためには、自社で車両留置場をもつ必要があることから今回の事業を行うこととなりました。
車両を留め置く目的のほかに、引き上げ線としての機能も有しており、運行トラブル時の早期ダイヤ回復、定時運行の確保、輸送力の強化等、
お客様へのサービスレベルを高めることも期待されます。

みなとみらい線は東武東上線、西武有楽町線・池袋線、東京メトロ副都心線、東急東横線と相互直通運転しており、終点駅以遠に車両留置場を構築する位置関係を示した地図です。
注目!

車両留置場とは?

車両留置場は夜間やラッシュ時間外に運用しない車両を留め置く施設です。今回整備する車両留置場は、車両を入れ替えるために一時的に車両を引き込む「引き上げ線」の役割も担います。

車両留置場は10両編成の車両を4本留置することができます。

車両留置場整備の効果

① 車両留置機能の強化

整備前

整備後

整備前は元町・中華街駅に2本しか電車を留置できないが、
整備後は元町・中華街駅に2本、車両留置場に4本電車を留置できる。

② 遅延拡大防止および障害時の早期回復効果

再生・停止ボタン

整備前は車両が故障した際、駅に車両が進入できないため、遅延が発生するが、
整備後は車両が故障した際、車両留置場に引き上げることにより駅に車両が進入できるため、
運転整理の選択肢が広がり、定時運行の確保が期待される。

③ 利便性向上および輸送力増強

再生・停止ボタン

整備前は終点駅のため、速度を落として運行する必要があるが、
整備後は終点駅より先に線路ができるため、速度を落とすことなく進入でき、
所要時分の短縮等により柔軟なダイヤ設定が期待される。